今からおよそ32年前に作られた会誌と会報の創刊号です

『FANTASIA vol.1』

表紙

1978年5月1日/48P/B6(よりやや小さめの変型版)/オフセット仕上げ
表紙イラスト/Canさん


参加人数は14名ほど。ストーリー作品は3本掲載されていて、
それぞれ16P以内のボリュームでした。
boys・ギャグ・シリアスとジャンルこそ違えど、主人公達が自由を求める姿には
共通するテーマが見えました。
初代会長のあつるさん(当時は飛鳥裕里さん)による編集で、
まだ同人誌専門の印刷所が殆どなかった時代のオフセット仕上げとあって、
製本はして貰えなかったのか自家製本となっています。
ページのところどころでギャグを挟むせきかいんさん(当時から副会長)が、
程良く場の雰囲気を盛り上げている他、ストーリー、イラスト、カット等が並び、
本の終わりには「JIYUSU PACKS」と題された情報ページもありました。
そう。当時まだJIYUSU PACKSは別冊ではなく、会誌の中へ組み込まれていたのです。
そこでは、作品の感想以外に伝言板やお知らせコーナーがあり、その中で009のポスターとか
漫画家達が作詞したという歌入りのLPプレゼントなどもありました。
もくじにはなぜか講談社で「空手戦争」を描いていた守谷哲己先生の描きおろしカットが……。
ちなみに参加者14名のうち、現在も会員で残っているのは3名のみ(^^;)。


『パロディア vol.1』

表紙

1978年3月20日/14P/B5/青コピー仕上げ
表紙イラスト/せきかいんさん


ちょっとわかりにくいかも知れませんが、表紙が強烈で
「対決!マザ・コンVSファザ・コン」という副題がついていました。
創刊号から暫くの間は、このようなアニメ(↑映画のパロも含まれていますが)の
パロディイラストが続きました。この時代のサークルには、まだ今のような
「オリジナル」「パロディ」と言ったはっきりした区分けは
なされていなかったように思います。そんな表紙とは裏腹に、パロディアの内容は
いたって普通で中味はオリジナルなものが殆どでした。
サークル設立後、会誌よりも先にこの会報が発行された事もあって中を開くと
まず会員の自己紹介から始まっています。それに続きイラストが2Pほどあり、
まんが家へのインタビュー(第1回は田中みつえ先生でした)が掲載されていて
「しめきりに遅れたらどうなりますか?」「カンヅメについて教えて下さい」
などの素朴で真面目な質問から、実際プロになった場合のコツや苦労話など、
なかなか的確で興味深い質問が並んでいました。
やはりこのパロディアにもJIYUSU PACKSのコーナーがあって、
そこにはスタッフの自己紹介から近況、画材店などの紹介記事などがあり、
初代会長からは「JIYUSU PACKSはみんなの広場です。
どんどん意見や希望などを言いましょう。批評も大歓迎ですヨ!」
という言葉も添えられていました。

ちなみに32年前の会費は、3ヶ月で900円。(今はその2.17倍)
設立当時の会員数は20数名で、平均年齢は18歳でした。

他の発行物を見る